会員からの投稿 2023年 4月

2023年最初の投稿は箏演奏家の石垣清美会員からです。

ウルグアイ旅行記 】 

 10年前のことです。思いがけず、ウルグアイ大使より公演実施の招聘状をいただき、有難くお受けしました。演奏は一人より幅広く聴いていただける様、洗足学園音楽大学の大学院生に声をかけ、彼女も大喜びで、二人で演奏する曲も用意して、友人と3人で出かけました。ダラスとマイアミで乗り継ぎがあり、楽器(箏、17弦)の運搬が心配でしたが、何のトラブルもなく、無事に入国できました。

 到着翌日、早速日本庭園の東屋でリハーサルでした。遠足かと思われる小学生たちが立ち止まり、興味を持って聞いてくれました。その翌日は、着物を着て本番。東屋で演奏して庭園で聞いていただく予定が、雨模様で、急遽屋内での演奏となりました。結果的にはたくさん来てくださったお客様方に落ち着いて聞いていただけて良かったです。その夜は、大使館の方達が用意してくださったアサードを大勢で盛り上がり、初めて見る豪快なお肉に圧倒されながら、楽しく美味しくいただきました。

 1日休んで次の日は、日本学校と名前の付いた小学校での演奏でした。初めて見るお筝、初めて聞く音色に不思議そうな顔をしていた子供たちが、最後までちゃんと聞いてくれました。一緒に行った友人が作って用意してくれたスペイン語と日本語を書いたカードは、校長先生や先生方に大変喜ばれました。

友達が作った日本語カード
日本学校でコンサート
子供たちからの質問

 また1日休んで次の日は、ソリス劇場での演奏会。この日は現地のヴァイオリン、ビオラ、チェロ奏者と「ラ・クンパルシータ」や滝廉太郎の「花」他を一緒に合奏し、有意義で楽しいひと時を過ごせました。演奏の後、子供さんの手を取ってお箏の音を出したり、質問を受けたりと、私にも楽しい時間でした。ここにも沢山の方が足を運んでくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。 次の日はサンホセへ!! 開演時間が近づいても、なかなか人が集まらず心配していましたが、時間になると次々と会場の席が埋まっていき、ここでも皆さん最後まで熱心に聞いてくださいました。そして演奏が終わると、何人もの人がお箏を囲み、触ったり、音を出してみたりと、初めて見る日本の楽器に興味を持ってくださったようでした。いろいろと質問される方もあり、大使館の方に通訳していただき大変お世話になりました。

ソリス劇場観客
大使公邸

 拙い文章で経験談を殴り書きしましたが、演奏を通して日本の文化をウルグアイの人に伝えるお手伝いができていればとても嬉しいです。また機会があれば、是非伺いたい!と思っています。