2026年 1月 駐ウルグアイ岡田大使より新年のご挨拶

竹元正美会長をはじめとする日本ウルグアイ協会の皆さま、あけましておめでとうございます。

第1回日系人若者の集いを開催しました

今年、南半球のウルグアイは、気温39度にも達するお正月を迎えましたが、陽射しは極めて強くても、湿度が低く、かつ、心地よい風がいつも吹いているため、格別に快適です。竹元会長の「世界一住みやすい国」という御著書のタイトルのとおりだと実感する毎日です。実際、モンテビデオの昼間のビーチは、折り畳み式ビーチチェアとマテ茶を手に持つ人々で大賑わいですし、夏のリゾートのプンタ・デル・エステは、夜になっても路上を歩く人の波がどこまでも続いていました。

さて、日本とウルグアイの関係は、先輩の皆様の積み重ねのおかげで、さらに進展が続いています。日本からは、昨年3月に松島みどり・日本ウルグアイ友好親善議員連盟会長(衆議院議員、元法相)がオルシ大統領就任式に特派大使として出席され、また、歌手の松田美緒氏一行及びコントラバスでタンゴを奏でる田中伸司氏が、各々ウルグアイを訪問して各地でコンサートをされました。さらに、今月8日から日本とウルグアイの関係のさらなる発展のため堀井巌・外務副大臣がウルグアイを訪問される予定です。

同時に、昨年、ウルグアイからは、大阪・関西万博もあり、アルベルトーニ外務次官、フラッティ農牧大臣、カラム観光次官、レニャニ・カネロネス県知事、スカシ外務次官が各々訪日しています。もちろん、過去20年以上、ほぼ毎年日本を訪問してコンサートを行なっているウーゴ・ファトルーソ氏も万博のナショナル・デイで演奏をされ、また各地のコンサートもされました。加えて、東京での世界陸上の女子マラソンで、ウルグアイのパテルナイン選手がウルグアイとしてこの種目初のメダルである銅メダルを獲得したのも、ちょっとうれしい展開でした。

ビジネスでは、着任早々に日本企業一社が撤退しましたが、他方で、将来の投資も視野に複数の日本企業のウルグアイ視察があったのは心強く感じています。また、なんと言っても、昨年11月、日本の主導するCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的協定)が、ウルグアイの加入交渉を始めることを決定したのは、大きな朗報であり、また、昨年12月に、「日・メルコスール戦略的パートナーシップ枠組み」が立ち上がったのも、大いに期待される進展です。

私自身は、スペイン語の言葉としての豊かさに感銘を受けつつ、62歳の脳細胞には複雑すぎる文法に悪戦苦闘中ですが、打ち付ける時の左手の痛みに堪えつつ(泣笑)、田中径子大使に倣ってカンドンベの太鼓を練習し、マテ茶も少しは飲みつつ、ウルグアイの素敵な人々や、頑張っている日系人の皆様との交流を楽しんでいます。

本年も、日本ウルグアイ協会の皆様のお力添えを得つつ、ワーキングホリデー制度の更なる活用、日系人の若者世代の支援といった若い世代の交流強化を含め、日本とウルグアイの関係のさらなる発展に向け、大使館一同、微力を尽くしたいと思いますので、引き続き、ご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

カラスコの浜辺

ぺニャロールの試合

チョリパン

カンドンベ

岡田健一