2022年 10月20日 ‟タンゴの架け橋 ” 

10月20日(木)、横浜かなっくホールにて、日ウ協会会員の小原みなみさんがウルグアイの香りが漂うタンゴ・コンサートを主催されました。それについての鑑賞文を日ウ協会の中村会長よりいただきましたので掲載いたします。

 私は高校を卒業するまで音楽を選択し、大勢の女生徒に混じってクラシック音楽を勉強し、今日まで一貫して「クラシック・ファン」で、CDを何百枚も買い、ジャズや流行歌などには全く関心がない。ただ、ウルグアイに在勤し、モンテビデオやブエノスアイレスで何度となくタンゴ・ショーに接し、なかなか良いじゃないかと親しんできた。聞くところによると、小原さんも音楽家としてのキャリアをクラシックで始め、後日、ドラゴネ氏に巡り会い、タンゴ歌手に転向した由である。小原さんの声や動きなどからはお年をほとんど感じさせず、素晴らしい歌唱力を維持し、合間の気の利いた語り口、微笑と緊張を織り交ぜ、手足の動きに至るまでの演技力に感心した。今後もまだまだ長く歌手歴を維持できると期待したい。 

ピアニストとして出演なさったご長男が丁寧にお辞儀をし、その都度満場の拍手を受け、母上への良き助っ人ぶりを目にし、ほほえましく感じた。歌の合間にアルゼンティン人のダンス・ペアがパーフォーマンスを見せてくれ、これぞ「タンゴの醍醐味」と、私を含めた観客は十分に満足することができた。最後に、3人のミュージシャン(ピアノ、バンドネオン、バイオリン)、いずれもベテランで楽しませてくれ、特に、タンゴに欠かせない最強の武器バンドネオンは、楽器の特徴を良く生かし、すばらしい演奏であった。

 ということで、小原みなみさんによる「タンゴ・コンサート」は長年の経験に裏打ちされ、それぞれのプレーヤーが実力を発揮し、観客を十分に楽しませてくれた。ありがとうございました。 最後に、会場で販売の記念のCD(ラ・クンパルシータ)1枚購入して帰途に着いた。            中村会長 記