人 クローズアップ 3

日本ウルグアイ協会のホームページでは、人クローズアップ シリーズとして、日本に、ウルグアイに長く滞在し、活躍された、或いは活躍していらっしゃる、又はこれから活躍される方々を取り上げます。

今回の「人」シリーズは、「花卉栽培」に成功なさっている日系の水木田中英雄ガストンさんに登場していただきます。この『人』シリーズのウルグアイ在住の方への取材は、JICAウルグアイ事務所にお勤めの広井なおみさんにお世話になっておりますが、今回は、日本語訳も引き受けていただきました。

水木田中英雄ガストン氏

こんにちは。私は水木田中英雄ガストンと申します。ウルグアイより、私個人の家族の話を加えながら、この国、ウルグアイで、共に歩いた日系人の歴史を簡単に述べさせていただきます。この機会を与えて下さったことを大変光栄に思います。

私の父は1958年に日本から移住し、既にウルグアイに定住していた日本人家族の皆様に快く受け入れていただきました。当時の日本人移住者家族は主に花卉栽培に携わっていました。

数年後、父は土地を購入し自らの農園を始めました。私は、現在その土地を引き継ぎ、花や植物の栽培を継続しています。

母は、1960年に日本から船で直接ウルグアイに渡ってきました。母の話によると、両親は青年時代からの知り合いで、父は、母をウルグアイへ呼び寄せるために毎月手紙を送り続けたそうです。

私は現在55歳です。花卉栽培を行い、卸売や小売の商業化に専念しています。ウルグアイ花組合(花市場)の組合長を務めると同時に、在ウルグアイ日本会の副会長をしています。

日本人ウルグアイ移住者の歴史は、苦しい戦いと犠牲、そして弛まぬ努力の上に成り立っています。その中で子供たちにはより良い教育を受けさせて来ました。私が生まれる前から、ウルグアイ社会は日本人移住社会について非常に良い印象を持っており、「日本人はよく働く、忍耐力がある」と尊敬されています。

花の販売場所の必要性が生じたことで、1956年にCofloral花組合が設立されました。花の生産者は主に日本人であったため、現在も日系人コミュニティにとって重要な場所です。花市場の施設内には、和太鼓の練習場やウルグアイ初の少林寺拳法の道場もあります。

私の大きな夢は、日本文化センターを設立することです。新型コロナウイルスの影響で中断していますが、我々は夢を諦めず、いつかは叶うことを信じています。

また、我々日系社会は日本とウルグアイの外交関係100周年記念行事を支援しています。様々な行事の中には、本の出版があります。そこには、ウルグアイにある日本企業、日本食、日本人移住者などについて書かれています。更に、モンテビデオ市にある日本庭園内にモノリス設置の計画もあります。

ウルグアイにおいて、日系人であることは大きな誇りであると共に、日本人としての責任もありますから、私の子供にもそのことは伝えていきたいと思っています。

歴代大使及びウルグアイに勤務された外交官や関係者の皆様、いつも日本人会や花組合へのご支援をいただき心から感謝と御礼を申し上げます。日系社会は、「日本人」であることを誇りに思っております。

日ウ外交関係樹立100周年記念切手
令和3年度外務大臣表彰
眞銅大使ご夫妻花組合訪問

水木様の大きな夢に向かって努力を重ねていらっしゃる姿に敬意を表すとともに、今後の益々のご活躍とご健康とご多幸をお祈り申し上げます。