ワーキング・ホリデー② フランシスコさん

2人目は、もうすぐ1年を終え、帰国される予定のフランシスコ・ペレスさんに日本とウルグアイの違いについて書いていただきました。

日本での1年間の生活は、本当に貴重で素晴らしい経験となり、その機会を得られたことにとても感謝しています。

遠くウルグアイから来た私にとって、日本との違いは本当に大きなものでした。ウルグアイの首都モンテビデオと日本の首都東京を比べると、その差はとても顕著です。ウルグアイの首都には約150万人が住んでいますが、日本の首都には約1400万人が暮らしています。この人口の差は、朝早く電車に乗ったり、夕方に池袋や新宿のような都心から帰る時に毎日のように実感できます。満員電車に乗るのはよくあることです。人が集中しているからこそ、東京はとても活気にあふれ、まさに24時間眠らない街だと感じます。

山のない国から来た私にとって、日本の山々には本当に感動し、魅了されました。近くで見ても、遠くから眺めても、常に美しい景色を見せてくれます。もちろん、日本の山といえば富士山が一番有名です。私も高尾山、大岳山、大山など、いくつかの山に登ることができたので、日本のおかげで登山が新しい趣味になりました。

あまり多くの人が話題にしていないことですが、日本には本当に多種多様な花が咲いていて、とても驚きました。超高層ビルが立ち並ぶ東京であっても、明治神宮、新宿御苑、代々木公園など、大きな公園がたくさんあります。また、街路樹や植え込みには季節ごとに色とりどりの花が咲いています。春でも秋でも、花や木々の色の変化を見るのは本当に素敵な体験です。

日本に来てすぐに実感したことの一つが「安全さ」です。どの時間帯に出かけても、安心して外を歩けるのが日本の魅力です。子どもたちは公園に自転車やボールを置いたまま遊びに行きますが、戻ってきたときにはちゃんとそのまま残っていて、盗まれる心配がありません。

また、日本の清潔さやサービスの効率の良さにも感動しました。個人的に、この一年で電車がとても好きになりました。ウルグアイには鉄道がほとんどないため、日本のように多くの路線があり、しかも正確で高頻度に運行されていることには本当に驚きました。

神道や仏教の寺社もとても興味深く、ウルグアイのキリスト教文化とは建築やデザインの面で大きく異なり、新しい発見がたくさんありました。

東京、京都、大阪などの大都市や有名な都市に加えて、日本には一年を通して訪れる価値のある魅力的な小さな町や村がたくさんあります。北の北海道から南の沖縄まで、いつでも新しい魅力的な場所を見つけることができます。

最後に個人的な感想として、今後、日本とウルグアイの関係がさらに深まり、多くのウルグアイ人が日本を訪れ、また多くの日本人がウルグアイの魅力を発見できることを願っています。      2025年4月

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